バイオセラピーをはじめてみましょう

 

バイオセラピーとは、口腔筋機能療法と呼ばれるもので、矯正装置(機械)の力とは別に、食事や筋肉のトレーニング、悪い癖の改善を行って、きれいな歯並びを目指します。

 

道具を使わずにできるトレーニングや、口呼吸になりがちな症状の緩和をするツボ押しなどは、お子さんだけでなく大人にも効果的です。

 

具体的なトレーニングや、癖を治す方法は、ひとりひとり異なります。
まずは一度歯科医院にてお口の中を確認して、自分にあった治療やトレーニングを見つけましょう。

 

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今回は、口呼吸を改善するために行うトレーニングの中から「舌の位置」を元通りにする口の体操と、鼻づまりを緩和するツボをご紹介します。

 

短い時間で大きな動作も必要ありません。手軽に試せるので、是非、記事をご覧になりながらやってみてください。

 

 

あいうべ体操

 

口呼吸は、あらゆる病気の原因治療につながります。自然に鼻で呼吸ができるように、口の中の「舌の位置」をトレーニングしましょう。
あいうべ体操のやり方は実にシンプル。口を大きく「あ~」「い~」「う~」「べ~」と動かします。

 

あ~:口を上下に広げる
い~:口を横に広げる
う~:唇を突き出す
べ~:舌を突き出す

 

目安は、1日30セット(あいうべが1セット)。トレーニングなので、できるだけ大きく、しっかりと大げさなくらい動かしましょう。
アゴが痛む場合は、「い~」「う~」だけでも続けてみてください。

 

実験では成人女性が30セット行ったところ、頭頸部の表面皮膚温度が広範囲に渡り上昇しました。口の周りの筋肉や、舌を突き出すことでのどや首元など、老廃物がたまりやすい部分も適度に刺激されるので、たるみやむくみが気になる方にも、オススメです。

 

 

鼻づまりを治すツボ

 

鼻が詰まっていると自然と口呼吸になってしまいます。

 

目頭、小鼻の脇、瞳の中心の真下、この3ヶ所のツボをそれぞれ20秒づつ指の平で押してみましょう。

 

押す前にホットタオルで鼻を温めたり、お風呂に入っているときにすると鼻づまりが解消しやすいです。

 

目安は1日数分でOK。継続的なマッサージで改善が見られない場合は、耳鼻科の受診をおすすめします。

 

歯科医院を活用しよう

 

大人が「口が開いてる!」と注意したり怒ったりしているだけでは、なかなか習慣は改善せず、逆にお子さんのストレスになってしまうことも。

まずは、どうしてそうなってしまうのか、根本的な原因や可能性を見つけることからスタートです。

 

当院では、歯並びや悪い癖を治すトレーニングなど、お口の中から鼻呼吸をサポートできる方法の指導やご案内をしています。

 

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必要に応じた適切な治療や、日常生活の習慣を改善するなど、お子さんがストレスなく自発的に鼻呼吸ができるように一緒にサポートしていきませんか。

 

専門医と身近な大人が協力し合って、お子さんのお口の中の健康を守っていきましょう。
どうぞお気軽にご相談ください。

 

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