お子さんの歯並びに大きく関わるのが、食生活です。乳歯から永久歯へ生え変わるときに気になるのが、歯並びです。きれいな歯列は、食事から作られると言っても過言ではありません。しかし現代の食生活は、柔らかいものが主流です。あなたのお子さんは、柔らかいものばかり召し上がっていませんか?

 

永久歯を正しい位置に導くためには顎の骨の成長が最も大切

 

ふわふわしたパンやハンバーガー、ドーナツ、麺類etc・・・現代の食事は美味しくて手軽に摂取できるものが非常に多く、ある意味とても便利です。コンビニやスーパーに行くと、できあがりの弁当やお惣菜などが所狭しと並んでおり、忙しいご家庭にとってたいへんありがたいものです。

しかし便利な反面、子どもの成長に深く関わることも事実です。特に歯並びに関しては、幼少期の食生活がのちの歯並びに大きく影響します。

乳歯が抜けて永久歯が正しい歯列に並ぶためには、まずスペースを確保する必要があります。つまり顎の骨が広いことは、正しい歯列の第一歩に繋がるのです。

 

ところが顎の骨の成長が促進されないと永久歯が正しい位置に並ばず、裏側から生えてしまったり、ガタガタした歯並びになってしまいます。つまり顎があまり成長していない小さな顎では、永久歯が並ぶスペースが足らず、歯並びに問題が出てしまうのです。

 

普段の食生活から見直してみましょう

歯並びが悪くなる要因はいくつがありますが、その中でも多いのが、顎の成長不足です。これはひとつには、現代の食生活が考えられます。冒頭で触れたパンやハンバーガーなどはお腹は満たされますが。柔らかくて噛み応えがなく、顎の骨の成長にはあまり繋がりません。少し噛んだだけで飲み込めるほどの柔らかい飲食物は、お子さんの歯並びを気にする親御さんにとってはまさに悪害とも考えられるでしょう。ごくたまにならそれほど気になりませんが、普段の食生活で噛み応えのあるものをきちんと取り入れないと、顎はいつまでも成長しないのです。

 

顎の骨の成長させ、やがて生え変わる永久歯がきれいに並ぶためには、噛み応えのある食事内容を取り入れることです。ご飯なら、玄米を少量入れることで食感が変わってきます。

またパンの日は、大きめ野菜を入れたポトフやゴボウサラダなどをに付け合わすなど、柔らかいものばかりでなく、前歯を使ってしっかりと噛めるような食事を用意してあげましょう。

顎は、しっかりと噛むことで広がってきます。もちろん全ての症例で前歯の歯列矯正を行う事がありますが、ご家庭でまず出来ることをしてあげましょう。

 

 

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