お子さんの歯並びが気になったり、噛み合わせが何となくおかしいなと感じながらも、「矯正歯科って受診しにくそう・・・」「まだ先でもいいのでは・・・？」と躊躇したり先延ばしにすることはありませんか。お子さんの歯並びや噛み合わせを改善するなら、できるだけ早いほうがいいのです。そのファーストステップが、「相談」です。
お子さんのお口の中で気になることとは
お子さんの歯並びや噛み合わせで気になることといえば、どんなことでしょうか。
・乳歯に隙間がある
・乳歯が抜けないまま永久歯がヘンなところから生えてきた
・生えてきた永久歯がガタガタ
・乳歯が抜けたけど、永久歯がなかなか生えてこない
・一本だけ乳歯がなかなか抜けず、だんだん歯列が歪んできた
・出っ歯
・受け口
など様々です。全てが歯列矯正の対象となるかどうかは診察してみないとわかりません。矯正治療は敷居が高いと思う親御さんも実際におられますが、お子さんの歯並びを心配するなら、まずは相談を受けてみましょう。
歯並びに関する相談について
矯正治療は、受診したその日から始めるわけではありません。ほとんどの歯科医院や矯正歯科では、まず相談という形で始まります。その中でも無料相談を行っている歯科医院は多く、相談をして矯正の開始を決めることができるため、気持ちの上でも安心です。
無料相談では、お子さんの歯並びや噛み合わせの状態を確認し大まかな治療方針の説明を行うことが多いようです。
また料金や矯正の期間など、気になることはこの時間を活かしてどんどん質問しておくとよいでしょう。また相談をした医院で必ずしも矯正治療を開始しなくてはいけないというわけではありません。歯科医院との相性や利便性、経済面など、色々考えることは多いと思います。総合的に判断し、最も良いと思われる歯科医院を選ぶための相談の時間でもあるのです。
できるだけ早く相談すること
乳歯の間や生えたばかりの永久歯の場合、比較的歯が動きやすい状態です。特に顎の骨の成長を促す「床矯正」や「SH療法」は、歯を抜かずに顎の骨を広げ、永久歯の歯列を整える矯正治療です。また最後の奥歯が生えかけなど、永久歯が生え揃う前後も、まだ骨が柔らかいため、小臼歯を抜かずに済む可能性が十分あります。
矯正治療を開始する時期は、できる限り早いほうが負担が少ないのです。成長するにつれて歯は動きにくく、抜歯が抜歯が必要になるケースが増えてきます。お子さんの歯並びや噛み合わせに関して気になることは、できるだけ早めに相談をしましょう。「床矯正」や「SH療法」や「トレーナー矯正」は矯正専門医院では取り扱っていないことが多いので矯正相談に行く前に歯科医院のホームページでどのような装置を取り扱っているのかを確認してから矯正相談の予約をお取りすることをお勧めします。
なお、全ての歯科医院、矯正歯科で行っている相談が無料とは限りません。費用が必要なケースもあるため、事前に聞いておきましょう。
