永久歯を抜かずにできる小児矯正の重要性とメリット、かんたんな歯並びチェックの目安をご紹介します

歯並びは見た目だけの問題ではありません

歯並びは見た目だけの問題ではありません

歯並びが乱れたままだと、虫歯や歯周病になりやすく、集中力や瞬発力に関して「本来の能力を発揮できない」といった身体的な影響も考えられます。親御さん世代の小児矯正に比べると、現在は目立たない装置が増えており、精神的および身体的な負荷が軽減されています。
当院では、できるだけ「歯を抜かずに矯正できる」幅広い症例に対応した治療法を選ぶことができます。症例に合わせて治療法を組み合わせることも可能です。歯並びを整え正しい成長を促す矯正治療をご提案します。

どちらの顔がいいですか?

どちらの顔がいいですか?

出典:『床矯正のてびき』 鈴木設矢著

どちらの顔がいいですか?
院長

上下顎がガタガタで出っ歯の症例です。治療前は首が右に傾いていて猫背になっています。上顎を拡大していくと4ヶ月後には首の傾きが改善され良い姿勢になってきました。下あごのたるみもなくなっています。

ポカンと口が開いていると将来どうなるでしょうか?

ポカンと口が開いていると将来どうなるでしょうか?

Samantha(姉)とKelly(妹)は同時に同じ矯正治療と顎口腔機能訓練を受けました。
妹のKellyは最初から口を閉じるよう大きな努力をしました。一方姉のSamanthaは口を閉じることがなかなかできませんでした。
数年後の二人の口元を見るとポカンと口を開けているとどのようになるのかがよくわかりますね。

The Cause and Cure of Malocclusion
Dr.John Mew

早期治療の一番のメリットは!?

お子様が成長する時期を利用すると...

  • 1. 子供の骨は大人に比べて軟らかく、上あごと下あごの骨の成長を利用できる
  • 2. 乳歯の生え換わりを利用できる
  • 3. 子供は装置に対して順応性が高い

永久歯を抜かずに矯正治療が行えます

  • 1. 親知らず(18歳臼歯)以外の永久歯を抜かない
  • 2. 矯正装置はできるだけ目立たないシンプルなものを使うことができる
  • 3. 治療中の痛みがほとんどない
  • 4. むし歯になりにくくなる
  • 5. 費用が安くすむ場合が多い
  • 6. あごの骨をしっかりと成長させることができる
  • 7. 歯並びに関連したコンプレックスが解消される、または悩まずにすむ
院長

上記7つの項目を達成するためには、やはりふさわしい時期(最適なタイミング)に矯正治療を開始するということが必要になります。
子供たちは成長しているので、早く問題を発見し、早く治療を行うことで正しい成長へと導くことができます。

お子様の歯並びチェック

お子さんの歯並びをチェックしてみましょう。正面、横顔を見て、口元の形を観察してみてください。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

いわゆる「出っ歯」といわれるもので「下顎遠心咬合(かがくえんしんこうごう)」とも呼ばれます。上顎の過成長、あるいは下顎が上顎より奥に引っ込んでいる状態のことです。

院長

学校保健法での判断基準では、上の前歯が下の前歯より8mm以上出ているものとされています。

下顎前突(かがくぜんとつ)

下顎前突(かがくぜんとつ)

「受け口」といわれるもので、骨格的に下顎が大きい状態のことです。学校保健法での判断基準は、3本以上の歯が上下反対の咬合になっている(反対咬合)ものとされています。最近、遺伝性でない受け口のこどもが増えているようです。

開咬(かいこう)

開咬(かいこう)

奥歯をしっかり噛んでも前歯が咬み合わずに 上下の歯にすき間ができてしまう咬み合わせのこと(逆に前歯を咬み合わせても奥歯がかみ合わない場合もあります)。指しゃぶりや鼻閉塞(鼻炎・アデノイド・扁桃肥大)が原因の場合があります。

院長

学校保健法での判断基準は、奥歯を咬んだ時に上下の前歯が6mm以上すき間ができるものとされています。

叢生(そうせい)

叢生(そうせい)

歯が生える場所が足りなかったりして、歯がでこぼこに生えている状態のことです。犬歯の場合は、「八重歯(やえば)」といわれたりもします。また、「捻転(歯が正面を向かずにねじれて生えている)」というものもあります。下あごの前歯部がガタガタになっている4~6歳のこどもが増えているようです。

院長

学校保健法での判断基準は、歯がたがいに4分の1以上重なり合うものとされています。

上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)

上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)

外見からでも口元が出ているように見える状態です。上顎と下顎の両方が前方に突き出ている状態のことです。日本人に比較的多いかみ合わせです。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合(かがいこうごう)

上の歯列が下の歯列に覆ったような状態で見えなくなってしまっていることをいいます。これは、上の前歯が下の前歯に対してかみ合わせが深くなっていることが原因です。過蓋咬合の場合は、下あごの前歯がガタガタであったり、下あごが後退していることが多いようです。

交叉咬合(こうさこうごう)

交叉咬合(こうさこうごう)

前歯と奥歯をくっつけた際に、左右のいずれかの奥歯か前歯が横にずれている状態のことをいいます。そのままにしておくと、顔が左右どちらかにゆがんでしまいます。

正中離開(せいちゅうりかい)

正中離開(せいちゅうりかい)

俗に「すきっ歯」と呼ばれるものです。専門的には「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼ばれるのですが、歯と歯の間にすき間ができてしまっている状態をいいます。上唇小帯付着異常や埋伏過剰歯が原因の場合があります。

切端咬合(せったんこうごう)

切端咬合(せったんこうごう)

上下の前歯がまっすぐに生え、先端がちょうど合わさっている状態のことを指します。

幼いうちから定期健診などでお口の中をチェックしていると
矯正が必要かどうか、いつからはじめればよいのかご相談しながら
お子様のお口の中を見守ることができます。

スタッフ

当院では、歯並びコーディネーターの資格を取得したスタッフが、お子様の歯並び相談を承っています。
いつでも、どんなことでもお気軽にご相談ください。

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