マウスピースによる歯列矯正は、成人だけが対象ではありません。永久歯が生えている学童期や学生の方にも対応が可能です。マウスピース矯正は、一般的な固定式のブラケット矯正と異なり、取り外し式のため、日常の使い勝手がよいという利点があります。
特に学生の方は、ギラギラと目立つブラケットが気になって矯正を行いたくないと考えても不思議ではありません。親御さんとしては、将来のことを考えてお子さんに歯列矯正をさせたいけれど、肝心のお子さんが目立つからやりたくない、と言ってしまうと、最早平行線をたどってしまうことになります。
インビザライン・ティーンはそのようなお子さんの悩みに沿った歯列矯正が可能な治療法と言えます。
インビザライン・ティーンについて
インビザライン・ティーンに適応するためには、いくつかの条件が必要です。
・１１歳以上
・第二大臼歯（いちばん奥の歯）が生えていること、または生えている最中
・第一大臼歯（6歳臼歯と呼ばれている奥歯）が上下ともにきちんと生えて噛み合っていること
インビザライン・ティーンは大人のインビザライン同様、取り外し式の矯正治療法です。透明のため目立つことなく歯並びを整えることが可能で、お友達にも矯正治療を行っていることがわかりません。お昼のお弁当や給食のときは取り外して召し上がっていただけます。ブラケット矯正の場合、食材によってはブラケットにひっかかって食べにくさを感じることがありますが、インビザライン・ティーンならそのようなわずらわしさがありません。
また食後の歯磨きもマウスピースを外して行うため、きちんと磨くことができます。ブラケット矯正中の問題点として、ブラケットやワイヤーの影響で歯磨きが行いにくく、磨き残しがしょっちゅう見られます。そのため歯肉炎や虫歯になりやすいというデメリットがありますが、インビザラインは物理的な条件で歯磨きが行いにくいことはありません。あとはお子さんご自身でしっかりと歯磨きを行うよう、親御さんからの指示は必要であることを理解してもらいましょう。
インビザライン・ティーンは第一期治療を終えてから
幼少の頃から歯並びに問題があった場合、まずは顎の骨の成長を促し、永久歯が正しいスペースに並ぶことを目的とした床矯正やSH療法を行っておくことをおすすめします。もちろん床矯正やSH療法を行わずにインビザライン・ティーンを行うことも可能ですが、床矯正やSH療法で顎の成長を促し永久歯を正しい位置に誘導してから第二期治療としてインビザライン・ティーンを行うことが、お子さんのキレイな歯並びへの第一歩と考えられるでしょう。
インビザライン・ティーンをお考えの方は、まずインビザラインおよびインビザライン・ティーンの実績が豊富な歯科医院に相談して下さい。
