お子さんの歯並びや噛み合わせが気になるけど、「つい先生に聞き忘れた」「そのうち歯並びが治るかもしれない」などの理由でつい矯正相談を後回しにしていませんか?お子さんの歯並び相談は、できるだけ早いほうが良いと言われています。それはなぜでしょうか。

子どもの矯正相談が早い方が良い理由とは

お子さんの歯並びがガタガタだったりすき間があったり、出っ歯や受け口だと親御さんとしてはとても気になると思います。しかし、お子さんのお口の中ついての心配事は、歯並びよりも、むし歯ではないかと思います。むし歯治療のために治療を受けた際に歯科医師にお子さんの歯並びに言及され、そこで初めてお子さんの歯並びに問題があることに気づく親御さんも少なくはないでしょう。

お子さんの歯並びが気になる親御さん、歯科医師に言われて歯並びの悪さに気づく親御さん、どちらも早めに小児矯正の相談をすることが望ましいです。その理由として以下のことが挙げられます。

1.早めに小児矯正を始めることでお子さんへの負担が少ない

2.抜歯を回避できる可能性が高い

3.骨の成長を利用して、きれいな歯並びの土台をつくることができる

4.指しゃぶりや舌癖、口呼吸などの悪癖を改善できる

大人になってからでも矯正治療はもちろん可能ですが、小さいうちに矯正相談や小児矯正を始めることで、コンプレックスの解消や正しい噛み合わせを得ることができることは、お子さんにとってとてもメリットが多いでしょう。

例えば乳歯の段階で既に受け口の傾向がある場合、専用の装置を使って早期治療を始めることで、抜歯をせずに受け口の改善が可能な場合もあります。これが大人になってから受け口の治療を始めるとなると、治療期間が長くなるなど負担が大きくなることがありますので、お子さんのためにも早めに矯正相談をされることが望ましいでしょう。

小児矯正をスタートする時期についてよく相談を

小児矯正を始める場合、使用する装置は一つではありません。これまでは取り外し式の床矯正や、固定式の拡大装置などを使って治療を進めることがほとんどでしたが、最近は矯正や小児矯正も多様化し、取り外し式のマウスピースのような装置を使って早期に治療を始めるケースも増えてきています。

お子さんの歯並びや顎の骨の状態によって、小児矯正をスタートする時期は異なります。また年齢によっては思うように治療が進みにくい、お子さんが嫌がってなかなか装置を付けてくれない、というお悩みも出てくるかもしれません。しかし、できるだけ早い時期に矯正相談をすることは、デメリットよりもメリットのほうが多いと言えます。お子さんの歯並びが気になる方や、どのような装置を使うのか、またスタート時期はいつが良いかなど、早めに相談されることをお勧めします。

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