乳歯から永久歯に生え変わる途中の歯が数本ある10歳の女の子の症例です。上あごの永久歯の犬歯が外側から生えてきて八重歯の状態になっています。５人掛けのイスに６人が座ろうとしている状態で、このままでは全てが永久歯になったときに歯並びがガタガタになってしまいます。今から矯正治療（第一期矯正治療、予防矯正、咬合誘導）を行えば将来的にワイヤー矯正（第二期矯正治療、全体矯正）をしなくても済みそうです。まず最初に床矯正装置で歯列を少しずつ拡大していきました。１年後に装置を変更して奥歯を少し奥の方向へ移動してスペースを作り、その後T4Aを約１年間使用しました。全て取り外し式の装置で家の中で装着するだけです。痛みもなく約３年で治療が終了しました。

治療費：￥456,000　治療期間：3年
副作用・リスク：親知らずが生えるときに歯並びが乱れることがある