小学校2年生の時に受け口を治療開始した女の子の症例です。前歯4本が反対咬合(混合歯列期)になっています。このような症例は自然に治ることはほとんどありません。今回は床矯正装置で前歯の咬み合わせを約6ヶ月で改善しました。その後半年ごとに定期健診を行い、乳歯から永久歯への生え変わりを経過観察しました。7年後(中学2年生、永久歯列着)の定期健診ではキレイな歯並びを維持できています。虫歯もなく良好な状態です。この状態であればワイヤーを使った全体矯正をする必要はありません。受け口はできるだけ早く矯正治療を開始してその後長期に経過観察が必要です。

治療費:¥400,000 治療期間:6ヶ月
副作用・リスク:親知らずが生えるころに歯並びが乱れることがある